血が足りないのは腰の骨の中
腰部脊柱管狭窄症という病気
両足の神経は、背骨の中の管「脊柱管」を通って脳につながっています。
その管が狭くなり、神経を圧迫するのがこの病気です。
脊柱管が狭くなる理由は、椎間板の飛び出し、骨の変形、
黄色靱帯(おうしょくじんたい)の肥厚など、複数あります。
腰部脊柱管狭窄症の症状
脊柱管の中で神経に栄養を送る血管がつぶされるため、
神経が「しびれ」を出します。
足には全く異常はないのですが、足の神経から信号がくるため、
脳は「足がしびれている」と勘違いしていたのです。
この病気を放っておくと、
排尿や排便にも障害が出たり、最悪の場合は下半身が動かせなくなることも
腰部脊柱管狭窄症の原因ははっきりわかっていませんが、
基本的に背骨の老化現象と考えられています。
この病気は3年、5年といった長い年月でゆっくりと進行する病気で、
症状が軽ければ、すぐに寝たきりの心配があるわけではありません。
恐いのは、しびれが嫌で外に出かけなくなり「閉じこもり」になることです。
足がしびれる人ほど、意識して運動するようにしなければいけない
良い姿勢は前かがみ
脊柱管狭窄症に良い姿勢、実はこの病気に良い姿勢は「前かがみ」なのです。
前かがみになって腰を曲げると、背骨の中の管が広がるため、
しびれが出なくなり、長く運動できるようになります。
いわば「神経に優しい姿勢」なのです。
姿勢に注意し、適度に運動して血行を良くすれば、
3か月ほどで症状が全くなくなってしまう人もいるといいます。
※前かがみは、腰の筋肉には負担がかかります。
そこで、杖やカート、自転車などを使って体重を分散することが大切です。
なお、椎間板(ついかんばん)ヘルニアなど、
前かがみになると症状が悪化してしまう病気もあるので、
原因がはっきりしない場合は、あらかじめ医師に相談してください。
日常生活の中でも、腰を反らす姿勢をなるべく避けることが大切です。
閉塞性動脈硬化症(血管の病気)と腰部脊柱管狭窄症(腰の病気)の見分け方
腰の病気でも、片足だけがしびれ、強い痛みを伴うことがあります。
血管の病気で両足がしびれる場合もあります。
さらに、両方を併発している場合も増えているので注意が必要です。
医師と十分相談をしてください。






